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第24回 PEG・在宅医療学会学術集会 運営事務局(株式会社インターグループ内)
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会長挨拶

この度、第24回PEG・在宅医療学会学術集会の会長を拝命し、2019年9月7日(土)に、大阪国際交流センターにて開催することになりました。
 今大会のテーマは「以和為貴」としました。漢字で記すとピンとこない方もおられるかもしれませんが「和をもって貴しとなす」と読めば皆さんご存知でしょう。歴史で習ったと思いますが、聖徳太子が制定したとされる憲法十七条の冒頭の言葉です。

 最近は存在自体が疑問視され、「厩戸王」「厩戸の皇子」と呼ぶべきと主張する説もありますが、日本書紀によりますと今回の会場となる大阪夕陽丘は聖徳太子が四天王寺を建立したとされる歴史ある地です。その聖徳太子が述べたとされるこの四文字に、今回胃瘻を取り巻く様々な問題を重ねあわせテーマとしました。

 この言葉は「争いごとや角を立てることなく仲良くしましょう」ということで一部の強者に都合良く解釈されがちです。すなわち、強い者や声の大きな者が表面上仲良く見せるために議論を封じ、他の者は「仲良く」するために長い物に巻かれるがごとく本音を隠してしまうため強者の意見がまかり通るということです。

 胃瘻に当てはめてみますと、問題の本質に目を向けない一部の胃瘻否定論者がメディアから反対論を発している状態を想像してしまいます。必要性を本当にわかっている本人や家族・医療者であっても、胃瘻肯定の意見を述べると社会を敵に回す空気が存在しています。まさに表面的な「以和為貴」です。

 しかし憲法十七条を読み進めますと聖徳太子が言っているのは表面的な「仲良し」ではないことがわかります。対立をもたらす派閥や徒党を組まず皆それぞれ自分が良いと信じる意見を出し、違った意見があっても怒らず、是々非々で論じて結論を出すのを良とされています。胃瘻についても頭ごなしに「延命」「不要」と決めつけることなく、誰に必要で誰に不要か、また必要な人にはどのようなアプローチが良いかなどという議論が、皆遠慮することなくどんどん進んでいくこと、イデオロギーや先入観にとらわれない議論が行われることこそ必要なのではないでしょうか。

 当会では活発な議論が交わされ、参加者にとって有意義な会となるよう様々なプログラムを企画しております。多くの方々の参加をお待ち申し上げております。

第24回PEG・在宅医療学会学術集会
大会長 西口 幸雄
(大阪市立十三市民病院 病院長)